五線譜上の歌詞を歌わせる

MusicXML to MP3 with ぼーか郎を正式公開しようとしつつあります.
一応,現段階でも公開していますが,トランスポーズ機能(音高をシフトして歌声が自然になる音域に調整できる機能)をつけたら,正式公開とする予定です.
http://noike.info/~kenzi/cgi-bin/xml2mp3/

MusicXML to MP3 with ぼーか郎によって,ピアノロール入力や,MML 入力が苦手な人でも,五線譜に歌詞を入力することによって,歌声入り音楽を作ることができます.

歌詞入りの MusicXML の作成には,
イーフロンティアの Finale
河合楽器のスコアメーカー
がよさそうです.

たとえば,こんなふうに五線譜上に歌詞を書きます.
普通の楽譜と同じですね.(クリックすると拡大表示)
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そして,MusicXML というファイル形式ににエクスポートします.
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エクスポートしてできた MusicXML ファイル(拡張子は .xml)が,これです.→kaeru.xml
このkaeru.xmlMusicXML to MP3 with ぼーか郎に送信すると,このように歌声が生成されます.
(先頭 5 秒以降は,すべて無音です.楽譜上末尾の休符に対しても,律儀に無音を生成します.)





さらに,ぼーか郎はポリフォニー音源で,マルチパート音源で,マルチティンバー音源ですから(笑),こんなふうに,他のパートも同じアプリケーション上で作成できます.(クリックすると拡大表示)
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息継ぎの記号(ブレス記号,ボウイング記号,up-bow, down-bow)を書いておくと,ささやき声の「は」を使って,息継ぎのエミュレーションもします.
息継ぎのタイミングは,息継ぎの記号を左右に動かして調整できます.(クリックすると拡大表示)
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これ↑の MusicXML →negaigoto2.xml



うーん,この音域だとつらい(^^;).トランスポーズ機能は,必要ですね.
Finale でトランスポーズするよりは,MusicXML to MP3 でトランスポーズできたほうが,きっと簡単ですよね.


同様にして,輪唱の楽譜を書けば,輪唱の歌声が生成できます.
(「静かな湖畔」あたりを試しに作ってみようかな)

機能的には「普通の声」と「ささやき声」など,複数の声色を同時に使うことができるのですが,いまは楽譜上での入力方式を検討しているところですので,まだそれはできていません.

今回は,Finale を使って示しましたが,スコアメーカーの歌詞入力でも同じことができます
スコアメーカーのほうは,15 日間試用可能な体験版がありますので,次回は,それを使って例を作ってみます.

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ろーか郎
http://cancoffee2.at.webry.info/200801/article_15.html

着うたへの変換時のパラメータを,ユーザが選択可能に
http://cancoffee2.at.webry.info/200801/article_7.html

ぼーか郎による着うた生成(実験中)
http://cancoffee2.at.webry.info/200801/article_2.html

FlMML(はてなダイアリーの MML)に,暫定的に対応
http://cancoffee2.at.webry.info/200712/article_1.html

ぼーか郎 MML サンプル -- 「よ~ろれいっひー」
http://cancoffee2.at.webry.info/200711/article_27.html

ぼーか郎 MML サンプル -- 息継ぎのエミュレート
http://cancoffee2.at.webry.info/200711/article_18.html

ぼーか郎 MML サンプル -- 「謎」っぽいもの
http://cancoffee2.at.webry.info/200711/article_17.html

もっと手軽に「ぼーか郎」
http://cancoffee2.at.webry.info/200711/article_15.html

VOCALOID モドキ「ぼーか郎」を作ってみる -- 第4報 --
http://cancoffee2.at.webry.info/200711/article_14.html

VOCALOID MIDI 形式
http://cancoffee2.at.webry.info/200711/article_8.html

VOCALOID モドキ「ぼーか郎」を作ってみる -- 第3報 --
http://cancoffee2.at.webry.info/200711/article_7.html

VOCALOID モドキに,しゃべらせてみる
http://cancoffee2.at.webry.info/200710/article_3.html

VOCALOID モドキに名前をつける
http://cancoffee2.at.webry.info/200710/article_2.html

VOCALOID モドキを作ってみる -- 第2報 --
http://cancoffee2.at.webry.info/200710/article_1.html

VOCALOID モドキを作ってみる -- 第1報 --
http://cancoffee2.at.webry.info/200709/article_27.html

この記事へのコメント

てつじ
2008年01月29日 19:23
MusicXML というのは初めて知りました。XFなどと行き来するコンバータを作れば便利かもしれませんね。
2008年01月29日 21:11
MusicXML は,楽譜を記述する XML としては,だいぶ主流になりつつあります.
先日,IANA の Application Media Types として認められました.
別物である IPA の MusicXML と名前が同じなので,日本で情報を集めるときは,そこに注意してください.

ただ,データ記述方法としては,私は「MusicXML は,センスないなぁ」と思います.
楽譜情報の記述と,演奏情報の記述とで,記述方式に一貫性がないような印象を受けます.
特に,時間軸を戻る記述をしないと,多旋律をかけないところが,音楽向きの志向ではなさそうだと感じました.
Finale の内部データ形式(MUSEDATA) に依存したつくりになっているからだと思われます.
てつじ
2008年01月30日 17:14
タダでもらったFinaleがあることを思い出したので、インストールして見てみました。確かにありました、MusicXML。midiからは、かなり遠いフォーマットですね。。。
2008年02月01日 13:11
少し前の Finale だと,Plug-in のところに MusicXML の項目があると思います.
「楽譜を XML で書く」という目的に対しては,もっといい方法がある気がします.
MusicXML の ML でも,設計者がたまにセンスのなさを批判されていますね.