超個人的に「うさんくさい」と思っている流行言葉

超個人的にね(^^;).偏見も多量に含むし.

血液サラサラ
脳年齢
メタボリック・シンドローム

「アルカリ性食品」という分類が,さももっともらしく普及した時代がありました.
いまとなっては,この「分類」は,うさんくさいものとなりました.
ただし,「アルカリ性食品」に挙がっている食品には,普段摂りにくい栄養素を含む食品が挙がっているため,挙げられている食品を摂るようにすること自体にはいまでも意味があります.
「アルカリ性だから→摂ったほうがよい」という因果律は崩れましたが,「摂ったほうがよい」こと自体は他の複数の要因によって,いまでも意味があるわけです.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E6%80%A7%E9%A3%9F%E5%93%81%E3%81%A8%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%AA%E6%80%A7%E9%A3%9F%E5%93%81

さてさて.
この流れを経て,いま流行の言葉の中から,個人的に「うさんくさい」と思っている言葉を,とりあえず三つ挙げてみました.


血液サラサラ:
臨床検査技師 nobusan が読んでいることを知っていて書くのはなかなか厳しいものがありますが(笑),血液の粘性なんて,コロコロ変わるものです.
サラサラにもドロドロにも,あっという間に変化します.
「善玉コレステロール,悪玉コレステロールなんざ,気にしなさんな」という医者がいましたが,
「サラサラ,ドロドロ,気にしなさんな」となっていくような気がしています.
双方にたやすく変化するものに一喜一憂する必要はないと思う.


脳年齢:
聞いた瞬間に,「うわ,うさんくさい」と思った.
「脳内革命」とか,「ゲーム脳」とかいう言葉と同じくらいに.
ただ,「脳年齢」という言葉は,多くの人にとっては,よい方向に働いた気がします.
「脳年齢」とかいってるクセに,若いか年取っているかを測ってなさそうだし,そもそも脳が担う能力は,単純に経年劣化する性質のものだとは思えない.
アルツハイマーみたいに時間経過とともに失われていくようなものを測るのなら,それは「年齢」と言えそうな気がする.
「慣れ」と「既知/未知」の要素がかなり影響している.
それを「年齢」だとするなら,誤り.
うん,なんか機嫌が悪くなってきたぞ(笑).


メタボリック・シンドローム:
二つの点でうさんくさいと,個人的に思っている.
まず,「シンドローム」というところ.
「症候群」だよ?
内臓に過度の脂肪がつくことを,「病態」や「疾患」や,あるいは,「それらの兆候」だと言うのは,どうなんだろう?
厚生労働省の対応が異様に早かったのもあやしいよね(笑).
なんでもかんでもシンドロームと名づけることを「シンドローム・シンドローム(シンドローム症候群)」と呼ぶらしいが,これもそのひとつに入れていいような気がする.
メタボリック(metabolic,代謝)のうち,問題として取り上げられているのは,内臓脂肪の量に偏っているのも,なんだか解せない.

次に因果関係の不明さ.
外科とかで取り出された内臓をちらっとでも見ればわかるけれど,かなりのやせっぽちだろうが,健康な人だろうが,内臓には脂肪がついているのが常だ.
内臓が動かなくなるほど脂肪で埋まっていたら,それは問題だろうけれど,健康/不健康に関わらず,多かれ少なかれ,内臓に脂肪はついている.
その辺の因果性が明確にわかるような数値って,どこかに挙がってる?
たとえば,腎臓 100g に対して 50g の脂肪がついている人と,100gの脂肪がついている人との腎機能の違いと,100g の脂肪を 50g に減らしたときの腎機能の違い,とか.
逆に,現状を維持して減らさないほうがいい,という資料もあるんじゃないかしら.
外科の人に言わせると,脂肪がついてない内臓は弱いとか,移植が難しいとか,そういう話もあるらしいよー.
内臓の脂肪というのは,わりと増減しやすいもので,これも一喜一憂するものでもない気がする.

ということで,「脳内革命」の人が病院を破産させたように,また,「アルカリ性食品」という分類がうさんくさいものに変わったように,いま流行のキーワードも信憑性があるのかどうか,今一度,自分で判断することをお勧めしたいのでありました.
鵜呑みはだめよん.

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