問題外の外

「問題外の外」という概念を,私は高校生のとき,保健体育の教師から教わった(獲得した).

「『問題外の外』って,元に戻って,『問題』のことじゃーん」って反論した生徒がいたけれど,私はそうは思わずに,「あっ,なるほどねー.おそろしく強い切捨て方だ」と感心しつつ,その教師を「えらく冷たい人間なのかもなぁ」と思った.

「問題」領域と,「問題外」領域がある.
これらは意識にのぼる領域であり,「問題外」領域も,「問題にすべきかどうか」が,わずかな時間ではあるかもしれないが必ず検討される.
ところが,それらにさえなりえない,まったく意識にのぼらない「問題外の外」領域があるのだ.

実際に,その教師は,「『問題』という領域がある.その外に『問題外』がある.『問題外の外』は,さらにその外側にあるんだ!」と説明した.


この保健体育の教師は,ある生徒を,「おまえの意見なんか,『問題外の外だ』」と言った.
一瞬だけ,「問題外」領域に入り込んだのだろう.

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